昭和3年に昭和天皇の御即位の記念として、日本楽器製造株式会社(現ヤマハ)が製造したピアノ。上前板に向い合う鳳凰が彫られており、現存するのは全部で4台だけと言われています。熊本市の古城楽器も同型を所有されています。

鍵盤は85鍵、7オクターブ A2〜A5

上前板に向かい合う鳳凰が彫られています。

ハンマーレール部の表記。

鍵盤蓋は2段階で開くタイプ。

上前板が傾斜して譜面を置くことができる仕様。

額柱と脚柱はギリシャ神殿風のエンタシスの柱。

象牙鍵盤は長年の汚れを漂白しました。写真は漂白前。

鍵盤蓋のブランドネームは他の時代にもない筆記体。

古城楽器で所有の同型。金粉で鳳凰が鮮明に見えます。

上前板の拡大写真。向かい合う鳳凰の図です。