山鹿ピアノ工房

弦楽器であるピアノには調律がかかせません。独奏・合奏に限らず正しい音律ではじめて豊かなハーモニーの音楽が成立するのです。ピアノはヴァイオリンやギターなどに比べれば狂い難い 楽器ですが、コンサートではその都度実施しています。一般家庭でも本来なら季節の変わり目に年に４回、 最低でも年に１〜２回は実施したいものです。
一般的に調律といいますが、お伺いした時には音律を合わせる「調律」の他に、タッチを整える「整調」、音色を整える「整音 」を許される時間の中で実施します。演奏に支障がある故障箇所を直す「小修理」も含まれます。

修理には、調律訪問時に直せる小修理の他に、アクションや鍵盤をお預かりしないと出来ないもの、ピアノ本体を引き取っての塗装修理や全弦交換などをする大修理のオーバーホールがあります。
木材やフェルトといった自然素材でできているピアノは、使用による磨耗で性能が発揮できなくなったり機能不全になることがありますが、部品交換することで機能を回復させることができます。
100年前のピアノでも部品は現代のピアノとあまり変わらないので、部品交換で修復することができるのです。

ピアノを購入する時には、新品ピアノにするか中古ピアノするかの選択肢があります。新品ピアノと中古ピアノそれぞれにメリットとデメリットがあります。新品ピアノは、メーカーの製造基準の品質が保たれていますが、中古ピアノより高額になります。現行品なら国内外のピアノからお求めいただけます。中古ピアノは、お求め易い価格が魅力ですが使用年数や状態が様々で一台一台状態が違うので見極めが必要となります。部品交換や修理の程度で販売価格も違ってくるのです。希望のメーカーや品番など気に入るピアノを見つけるまでには時間がかかります。

使わなくなったピアノを処分したいという場合は、買取をさせていただきます。ピアノのメーカー・品番・状態等によって査定額が変わります。場合によっては買取ができないピアノ、処分費用がかかるピアノもありますのでご了承をお願いします。アップライトピアノでは、鍵盤蓋のメーカー名（ブランド名）、屋根板を開けてフレームにある品番と製造番号を確認してください。
買取ができないピアノについては廃棄処分の手続きをお手伝いさせていただきます。

かつて使っていたピアノの外装を綺麗にしてお子さんやお孫さんに使わせたい。新築やリフォームした部屋に合うように綺麗にしたいといった場合にピアノクリーニングをご利用ください。外装に合わせて内部の調整も時間をかけて実施できるので好評です。

転居によりピアノを移動したい。自宅の中で違う部屋に移動したい場合等はご依頼ください。提携するピアノ専門の運送会社を手配させていただきます。設置場所が１階か２階がで 料金が変わってきます。

所属している一般社団法人日本ピアノ調律師協会では「１２歳のハローワーク」という事業を展開しています。小学６年生を対象に、職業としてピアノ調律の世界があることをを紹介しています。
ピアノ調律師という職業を知ってもらう為に、ピアノの歴史や構造の話をして実際に調律を体験してもらいます。ピアノの部品のフェルトを羊毛から作る体験もしてもらいます。菊鹿小学校、来民小学校で実施させていただきました。

今までに聴いてきたコンサート・舞台や映画など手元にあるプログラムやチェットを整理しながらアップしていきたいと思います。バブルの頃は音楽専用ホールが次々に建築されて多くの演奏会が企画されていました。
やはり職業柄ピアノコンサートが一番多いのですが、保存しているプログラムやチケットも見て行ったことさえ忘れていたものがありました。それゆえに当日の感想は思い出せないものもあります。

山鹿市街からは、国道325号を菊池市方面に向かい、御宇田交差点の次の“米都らいす”の信号を斜め右に。公園のグランド沿いを進んで左側です。
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井上昭博 　(いのうえ　あきひろ）
山鹿市菊鹿町出身。
ヤマハピアノテクニカルアカデミーでピアノ調律関連技術を学び、ヤマハ東京支店ピアノ技術課に配属。九州支店ピアノ技術営業課と福岡店ピアノ技術課を兼任した後で退社し、山鹿ピアノ工房設立。
🎵一般社団法人日本ピアノ調律師協会会員
🎵アメリカピアノテクニシャンギルド会員